2012年5月17日木曜日

イエス

  イエスというと「はい」か「キリスト」をイメージすると思いますが、今回はイギリスのプログレッシブ・ロック グループのイエスのご紹介です。ちょっと前からコマーシャルで流れたりしていて、イエスがね~っていう感じで感心していたのですが、ロンリーハート-”Owner Of A Lonely Heart"というその曲は彼らがポップ路線に変更した時のポップでキャチーな曲だったので使ったのかもしれません。でも最近、車のコマーシャルで流れた「燃える朝焼け Heart Of The Sunrise」はちょっと意外な曲だったのでびっくりしました。でも、なんだかんだ言ってイエスの最高傑作は「危機」-"Close to the Edge"だと思います。当時数か月聞いても飽きませんでした。クラシックとか嫌いだったし、音楽の理論も全く知らず、歌詞の意味も解らずに聞いているのですが、感動するのです。不思議やな~。歌詞は訳を見ても哲学的なのか難解でチンプンカンプンでしたが、唯一タイトルが「危機」というのは納得いかず、「崖っぷち」だろうと思っていたのですが、それでは売れないと思ったのでしょうね。(^.^)



Yes - Fragile [Full Album] 1971





A面

1.ラウンドアバウト Roundabout  (Anderson - Howe)
シングルカットされ、大ヒット。
2.キャンズ・アンド・ブラームス Cans And Brahms (Brahms)
リック・ウェイクマンがブラームスの交響曲第4番第3楽章をキーボードで多重録音した。
3.天国への架け橋 We Have Heaven (Anderson)
ジョン・アンダーソンがやはりヴォーカルの多重録音をした。
4.南の空 South Side Of The Sky  (Anderson - Squire)

B面

1.無益の5% 5% For Nothing  (Bruford)
ビル・ブラッフォード作曲の32小節の小曲で、バンド演奏をしている。このタイトルは、前任のマネージャーに支払い続けなければならないロイヤリティについての皮肉。
2.遥かなる思い出 Long Distance Runaround  (Anderson)
3.フィッシュ Fish  (Squire)
クリス・スクワイアの7拍子の曲で、「遥かなる思い出」とメドレー形式になっている。タイトルはスクワイアのあだ名で、その由来は彼が長湯(という言い訳)をしてしょっちゅう遅刻し、バンドのスケジュールを狂わすところから来ている。
4.ムード・フォア・ア・デイ Mood For A Day  (Howe)
前作での「クラップ」に続くスティーヴ・ハウのアコースティック・ギター・ソロ。今回はフラメンコタッチの演奏をしている。
5.燃える朝焼け Heart Of The Sunrise  (Anderson - Squire - Bruford)
日産自動車が製造、販売するコンパクトカー“JUKE(ジューク)” のCM曲。

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Yes-Close To The Edge (Full Album) 1972




A面

1. 危機
"Close To The Edge"
i) 着実な改革 "The Solid Time Of Change"
ii) 全体保持(トータル・マス・リテイン) "Total Mass Retain"
iii) 盛衰 "I Get Up, I Get Down"
iv) 人の四季 "Seasons Of Man"
Jon Anderson, Steve Howe       18:50

B面

2. 同志
"And You And I"
i) 人生の絆 "Cord Of Life"
ii) 失墜 "Eclipse"
iii) 牧師と教師 "The Preacher The Teacher"
iv) 黙示 "The Apocalypse"
Anderson; themes by Bill Bruford, Howe, Chris Squire    10:09

3. シベリアン・カートゥル
"Siberian Khatru"
   Anderson; themes by Howe, Rick Wakeman         8:57





3 件のコメント:

  1. イエスというグループ全く知りませんでした。テキストでも見かけなかったような気がします。(隅々まで読んでませんから見落としたのかも)

     かなり長いので落ち着いて聴くのには少し時間が入りますね。そういうわけでまだ全部聴いていません。しんさまのブログは次回に少し間があるので(わっしのように粗製濫造でないから)その間に聴きます。
     上のアルバムの最初を聴きましたが、ギターが落ち着いたメロ、音色で気に入ってます。始めは何か哀愁を帯びたギター曲のような感じがしまたが、やはりロックですね。

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    1. 長い曲ですみません。
      でも、プログレ=イエス と言っても過言では無いと思いますので、ぜひじっくりお聴きください。
      きっと虜になると思いますよ。
       ヴォーカルのジョン・アンダーソンはクリアトーンのハスキーヴォイスで知能明晰哲学者っぽいです。ギターのスティーブ・ハウはジャズ、クラシック、フラメンコ、カントリーをたしなむ技巧派、キーボードのリック・ウエイクマンは古典音楽の経験をいかしシンセやメロトロンを自由にあらゆるマルチ・キーボード奏者、ベースのクリス・スクワイアはリッケンバッカーという固い音が出るベースをピックで超へヴィーに引く達人で、ベースラインは非常に個性的です。ドラムはあのキング・クリムゾンに移籍することになるビル・ブラフォードで最高ですね。当時イエスのみならず、プログレの頂点を極めた名盤です。(^_^.)♪

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    2. イエスがプログレのリストに載っていないようなテキストはまがい物です! 近くのどぶにでも捨ててくださいね。(^_^.)

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