2013年6月19日水曜日

ASIAN KUNG-FU GENERATION 『Loser』 いいね!

 ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション)というバンドがおりまして、今まであまり聞きこむこともなく、また悪い印象もなく、なんかいい曲歌ってたような歌ってなかったような存在だったのですが、昨日のスカパーでいい曲演奏してました。
 曲は最初ラップで、歌詞がちょっと面白そうでテロップもあったのですが、あまりにも早すぎるために理解に苦しんでしまいました。ラップが終わりサビの部分は単純なメロディーの繰り返しになりましたが、何故か引き込まれるような、地の底から這い上がるような感じの曲でした。もがき苦しんでいるが心は開放に向かいつつあるような感じで、重たいリズムとインド音楽を思わせるシタールっぽいギターが気持ちよく、独特のグルーブ感を醸し出していました。この手の音楽はオルタナティブ・ミュージックと言うらしく80’にアメリカで始まったみたいです。そしてこの曲はアメリカのBECK(ベック・ハンセン)という人の曲でした。どこかで聞いたような気がしたのですが、実は私は90’位からは新しい音楽をほとんど聴いていなかったからです。このころは涅槃の境地をめざし、日々瞑想三昧でした。それはそれで意味があったように思いますし、この音楽的な空白の10年をこれから穴埋めするのも面白いような気がします。というのはこの時代、結構いいバンドが出てきたような気がするからです。その代表的なのがこのベックさんみたいですね。まあこの曲、すっと続けて聞いたら、涅槃の境地になりそうな気がするので聞いてましたら、えらいことが分かりました。サビの部分はなんとビートルズのヘイジュードと同じじゃないですか!!!う~~どこかで聞いた盛り上がり方やな~と思っていたら・・・そうか、ベックさんやっってくれましたね(~o~)♪







2 件のコメント:


  1.  人間は年寄り経験を積むと有利な点もあるけれど、音楽の感性は確実にダメになりますね。若い感性は音楽を丸ごと体で(感覚も入れて)受け取れます。しかし、年数を経ると、頭で知覚しようとします。今まで聞いたパターンに当てはめたり、ある習慣的な音楽を連想したりです・・それは音楽の楽しみ方としては若い人の、無心に近い状態で丸ごと体で受け取る方がいいに決まってますよね。

     というわけでこの音楽を聴くと年寄りの悪い癖で・・

     「インドの伝統音楽・・微分音とか、流れるような拍節的でないリズム、」

     を感じてしまいます。そういえばマントラ(経)のような言葉が流れる気もします。

     理屈が先に立つという悪い癖です。

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    1. 微分音っていうのがあったんですね、知りませんでした。さすがやまさん博学ですね。またラップをお経と対比させるとは・・・参りました!確かにそのとおりですね。よく似ています。
       さて、この曲を聴いてインド音楽に似ているとか、ラップがお経に似ているとか、メロディーがヘイジュードに似ているとか思って聞いているファンは私たちくらいで、おっしゃるとうり若いファンたちにはそんな人はたぶんいないでしょうね。まあ、youtubeの書き込みを見てると、「あれっ」っていう意見は多かったみたいですが、聞いて気持ちよくて、それがなんでだろうと思って考えるのは自然なことですし、別に理屈が先に立ったわけではないので、その後の分析も一つの遊びとして面白いと思っています。しかし、音楽を聴いて理屈が先に立つ人っているのでしょうか?たぶんプロだとそうなるのではないでしょうか?確かに悲しい事だと思います。本末転倒というか、そういう人は決して音楽を楽しめなくなるような気がしますね。でもよくよく考えると音楽の聞き方に良いとか悪いとか言うのナンセンスで、聞いて共感して感動すればそれでいいわけで、最初はだれでも感性で聞いてますよね。ラップをお経に聞こえる人はそもそもラップが理解できないからだと思いますね、馬の耳に念仏とは良く言ったものです。(^.^)♪

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