2012年3月11日日曜日

タカヒマラ

  「タカヒマラ」と言われると、日本人はたぶん「高天原」を連想すると思いますが、ちょっと意味が違うみたいです。タカヒマラとは宇宙創造の鋳型のようなものです。次の図がそれです。

タカヒマラ・テンプレート

  二つの螺旋が作り出す間の領域の一つ一つにψ1~ψ13までの記号が示してあります。
これは以前説明した次元観察子のことです。つまり宇宙の全体性は13の次元で構成されており、このタカヒマラには二つの力の流れが存在していますから、全部で26の次元が存在していることになります。

  一つは、プレアデスからオリオン、つまりψ1からψ13へと向かう力の流れで、もう一つがその反対方向ψ13からψ1へと向かう流れです。この相対的な二つの流れのことを定質性質と呼んでいます。私たちの神話で言えば、定質とはイザナギノミコト、性質とはイザナミノミコトのことです。詳しく言えば、イザナギとはタカヒマラに生み出された13の次元を持つ定在波を相殺していく働きを持つもので、イザナミは新たな定在波を作り出していく働きを持っています。13の凪でイザナギ、13の波でイザナミです。

  古事記によれば、イザナギイザナミとは高天原に生み出された第5番目の男女神に当たり、この二人の神が天の御柱で交わることにより、三貴子と呼ばれるアマテラスとスサノオとツキヨミが生まれたアマテラスは太陽のことで、スサノオは地球ツキヨミは月のことです。つまり、定質は男性原理の力で、性質が女性原理の力です。定質と性質はタカヒマラにおける進化の力とその反映の力の関係にあります。それは私たちが星座でオリオンプレアデスと呼ぶものの関係のことです。

  人間とは、タカヒマラにおいて、性質が生み出されている状態を意味します。つまり、人間はオリオンからプレアデスに向かう力によって作り出されているという事です。そして、オリオンとプレアデスは、いわば神と人間の関係に相当します。宇宙の最も根本的な二元性は神と人間のことを言うのです。

  さて、タカヒマラが律動していくためには、定質と性質だけでは不十分で、もう一組の二元性が必要です。この二元性はタカヒマラの中に起きている反響のようなもので、それぞれ反定質反性質と呼ばれます。つまり、定質と性質の反対側に生まれている力で、人間が現在意識と呼んでいるものです。定質と性質はタカヒマラの内面に存在しており、反性質と反定質はタカヒマラの外面側にあるものです。これら四つの力はある一定の周期が巡ってくると飽和状態を迎え、新しい定質の力と方向性を作り出していきます。これが人間の意識進化のことで、人間に覚醒が起こると、人間の意識は定質と性質に分化し、タカヒマラが顕在化を起こしていきます。反性質として働いていた意識は定質へと変えられていき、反定質の方は性質に変えられていきます。前次元でいえば、この両者はアトランティスの次元とムーの次元の関係に相当します。第7太陽次元を作り出した文明のことです。これら二つの文明は位置の転換を起こすことによって反映を失ってしまったのです。位置の転換作用とは、新しく生み出された人間次元を交差するためのシリウスの最終調整のことを言います。位置の転換が起こると、太陽系は再びオリオンとプレアデスによる二元化された動きを持つように活動を始めます。ムーやアトランティスと呼ぶ超古代の文明は、前次元においてシリウスの関与により生まれた変換人の文明であり、変換・転換が完全化すれば、文明はその反映をすべてなくしてしまいます。つまり、タカヒマラ自体が方向を変えることにより、その内部に構成されていた次元律動のすべてが、一斉に方向を反転させてしまうということです。これを次元の交替化と言います。タカヒマラの内面と外面がその役割を交代するということです。

  当初お話した「高天原」は何ぞやとお思いでしょうから説明しておきます。タカマガハラとは人間に覚醒が起きた時の表性のことです。表性とは人間の最終構成が作り出された時に、第三番目の次元として発見される空間のようなものです。今から私たちが見出す新たな空間領域とでも言っておきましょう。表性は新しい次元構成を送り出していくための最初の位置となります。

  神話と高次元科学が融合したような話で、こじつけか只のフィクションと取られるかもしれませんが、かなり論理的整合性があるので面白いですね。  これで、現実が一瞬にして変わってしまうという論理の仮説が成立したとおもいます。嘘かほんとかわかりませんが今年の暮れに起こるみたいなので、乞うご期待といったところですね。\(^o^)/

4 件のコメント:

  1. しんさまおはようございます

     しんさまの理論はいつも難解ですが、神話との結びつきでの話は興味が湧いてきます。

     神話は原始的で荒唐無稽な話と思われがちですが、神話はあらゆる文学・科学・芸術の混沌とした原初、いや根源と思います。
     そういうものの中になにか「根本理論」が隠されているのも納得できます。

     自然科学の「宇宙の統一場」理論やそのほかの宇宙創成理論でさえ、神話のあらゆるものの生成を説明し、すべてを完結させている神話の威力には太刀打ちできませんものね。

     ところでこの図、DNAらせん構造に似てますね。何か意味があるのかな。

     イザナギ、イザナミ、男性原理、女性原理の話はとてもよくわかります。
     なるほど!定質とかオリオン、プレヤデスもそう見ればいいんですね。

     ちょっぴりわかりそうな気がしました(思い込みですよ!)

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  2. こんばんは、やまさん。

    神話や作者不詳の歌の中には意味深いものが多いですね。解明すると大変なことがわかったりして、サプライズ!っていうか楽しいです。いろんな解釈があっていいのですが、論理的にすっきりするのは好きな方です。あえて解り辛くしたののもあるような気がするのですが、その意図は何でしょうね?

     タカヒマラ・テンプレートがDNAの螺旋に似ているのは、表記の仕方のせいで、次の本ではドーナツ状の円盤が角度を変えて交差している表現になっていました。DNAは別に意味というかタカヒマラ上での位置がはっきりしていますので、追って紹介させていただきます。

     オリオンとかシリウス・プレアデスというと星座とか恒星の名前ですから、意識進化の方向性とか力とか位置を表すと言われてもしっくりこないですよね。私もまだあまりなじめませんが、なんとかがんばってみます。(^.^)

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  3. はじめまして。
    関西ヌーソロジー研究会を主催しております、Awakesと申します。
    失礼を承知で、半田さんやヌース、オコツトに理解のある方々にむけて最後のPRをさせて頂いています。 3月16日京都で半田さんの講演会をします。詳細は特設ページをご覧下さい。既に情報をキャッチしておられて申込済みでしたらゴメンナサイ。以上よろしくお願いいたします。

    「2013:人類が神を見る日」著者
    半田広宣2013講演会3月16日in京都
    特設ページ http://www.kansai-noos.com

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    1.  あまりにも急で行けませんでした。
      またご縁がありましたらよろしくお願いいたします。

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