2014年5月25日日曜日

夜の大坂峠は怖かった。

 先日自転車で退院後初めての遠出をしました。昨年二度ほど行ったことのある土成越え白鳥経由大坂峠帰りです。足の調子は万全ではないので最初から飛ばすつもりはなくサイクリング気分でゆっくりと向かいました。しかし、名田橋を渡り始めると斜め横からの向かい風がきつくスピードが出ないどころか端から吹き飛ばされそうな勢いの風でした。橋のガードレールを見るとなんと低いな~1mくらいしかないので、ぶち当たれば私の体は自転車を置いて吹き飛んで川に転落するのは間違いないと思いました。おまけに橋までの道はでこぼこで整備が行き届いていないので、もう二度とこの橋は渡らないと心に決めました。次の土手も風で吹き飛ばされそうなので下の道を走りました。土成の峠に差し掛かったころ、若干の勾配が続いており、もうしんどいので帰ろうと思ったのですが、惰性で登り何とか峠までたどり着きました。その後はあの恐ろしい下りの長いトンネルですが、筋肉が無いためかハンドルがフラフラしてこけて自動車に踏みつぶされそうな妄想とたたかいながら下りました。トンネルを抜けてからの下り坂はいつもながら快適ですね。いくらかカーブをこなした後は、見晴らしのいい直線の下りなのでクラウチングスタイルで53kmは出せました。その後国道を走り大坂峠に挑戦したわけですが、出かけたのが4時半でしたので、峠にさしかかった時はもう7時でした。しかしまだ薄明かりがありましたので明るいうちには峠を越えれるだろうと思って行きましたが、なんと頂上に着かないうちに真っ暗となってしまいました。なんとこの峠は街灯などというものは全くなく、漆黒の闇の中の走行となりました。幸い電燈は一個持ってましたので何とか前のカーブくらいはわかるのですが、落石が多く2~3m先の石を回避するのが大変でした。当たれば転倒間違いなしで、おまけに下り坂です。おまけに下りは全くペダルを踏まないので、体温が異常に低下しガタガタ震えながらの下山になりました。顎がガタガタなるのを食いしばりながらの忍耐下山でした。この峠越えの間は人っ子一人、車い一台もお目にかかりませんでした。バイパスがあるのでこのようなカーブだらけの狭い道を通らないのは当たり前ですが、一台くらいは何かと通ってもおかしく無いようにも思います。あまりに寂しいので周りにいる霊魂をおよびしようかと思ったのですが、また入院するのも嫌なので、御出まし願うのは止めました。安らかにお眠り頂くようにお祈りして無事家にたどり着くことが出来ました。帰り着いたのは夜の9時を回ってましたし、足は筋肉痛でもう勘弁して状態でした。夜の峠越えはもうやめようと思いました。(^.^)


走行距離 71.42km
走行時間 3:54:03
平均時速 18.30km
最高時速 53.13km



2 件のコメント:

  1. 確かに暗くなってからの走行はやめた方がいいですね。日本はサイクリングロードがないから車と並行して走るようになりますが、見ててハラハラしますものね。特にトンネルの中は。

     車が少なく長閑な道もありますからそういうところで走ればいいと思いますが、そこへ行くまでの道が危険だったりします。

     よく列車に乗ると自転車を折りたたんで乗っている人を見ます。いい起点までワープして行くんでしょうね。しんちゃんもそのような方法もあるんじゃないですか。そうすればサイクリングロードに近い道を選んで走れますけれどね。もちろん煩わしさはあると思いますが。

     今治から尾道まで瀬戸内海を横断するサイクリングロードが整備されていると聞きましたが、これなんかはその場所まで別の交通機関で行く人が多いようですね。

     ともかく、しんちゃん、行をしてるんじゃないんだから、あまりハラハラさせないようにしてくださいよ、『ブログが消えたら、別の世に旅だったと思ってください』とは私の口癖だから、しんちゃんが実践しないように。
    (  ̄▽ ̄)b

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    1.  やまさんお気遣いありがとうございます。まあ今回で自分がいかに無謀なことをしているかというのがよく解りました。もし転んで谷底に転落していれば発見されずにいたでしょう。妻にも言ってないし捜索願が出ていたかな?職場の一人に言っていたので思い出して探してくれるかな?でも総距離70Kmの捜索はたいへんだろな~これからはちゃんと行先を書いていつ死んでもいいようにして出かけようと思います。ヽ(^。^)ノ

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